内野前進シフト

一点もやれない守備体形

山川穂高の件

予想外の展開、山川保留 西武選手7年ぶり 評価ポイントで球団とズレ(西日本スポーツ) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171206-00010006-nishispo-base @YahooNewsTopics

 

 要するにコレのことです。

 特に滞りもなく契約更改も終わるだろう……と思っていたところにまさかの保留者。

 そう、彼の名は山川穂高富士大学からドラフト2位で入団した未来の四番打者を期待された大器。

 昨年までは守備下手と春先の絶不調、師と仰ぐ中村剛也のモノマネをしたりなどでなかなか開花どころか芽が出るのかコイツは……と嘆くファンも多数いました。

 

 今年もいつの間にか二軍へ消えては西武第2球場で本塁打を量産する日々……

 

 しかし!夏場に一軍昇格するとあれよあれよで本塁打を量産。なんと2か月連続月間MVP受賞という快挙を成し遂げました。

 夏場の炎獅子13連勝は、間違いなく山川穂高が主役でした。

 

 そんな彼を契約更改で待っていたのは、まさかの3000万以下の提示額。これには山川も笑顔なく保留せざるを得ないでしょう。

 実際問題、どの程度の額が落としどころなのか。今季の山川の成績を見てみましょう。

 

打率 .298(242-72)

78試合 293打席 23本塁打 61打点 19二塁打

四球46 出塁率.420 OPS1.081

 

 特筆すべきは全安打における本塁打の割合の高さでしょう。72安打のうち23安打がホームラン。ヒットの3割以上がフェンスを越える計算になります。頭おかしいですね。

 

 そして出塁率は驚異の.420。ホームランを狙いつつもカウントが悪くなれば粘って四球を選べるのも山川の魅力です。

 

 しかし二軍に消えてた期間があったせいで出場試合数は伸びず、規定打席にももちろん到達していません。これがかなりのマイナス査定をされたようです。

 

 それでもチーム3位の本塁打数を記録し、オフには侍ジャパンに招集され全試合4番を務めるなど目覚ましい働きをしてくれました。

 今年の山川の推定年俸が1600万であることを考えれば、倍増の3200万というのは妥当な落としどころではないでしょうか。