内野前進シフト

一点もやれない守備体形

パワプロ2020栄冠ナイン 戦術コマンドの選び方(打撃編)

 タイトルの通り。戦術コマンドたちを説明していく。

 

【おまかせ】

 

 今作から大幅に仕様が変更。

 前作まではおまかせを指示してヒットを打っても一切信頼度が上昇しなかったが、今作からは最も信頼度が上がりやすいコマンドへ生まれ変わった。

 ヒット性の打球確率はまあまあといったところだろうか。若干弱体化を食らった印象。

 

【引っ張り】

【流し打ち】

 

 この二つはまとめて解説する。

 それぞれ文字通り、引っ張り方向を狙う打撃か、流し打ちを狙うかというもの。

 ヒットになる確率自体はこの二つにそれほどの差はないが、問題はエラーがらみで一塁がセーフになる確率。

 野球というスポーツは内野にゴロが転がった場合、捕球して送球して一塁手が捕球して初めて打者のアウトが成立する。

 つまりゴロを取るまでの時間と送球が一塁手に到達する時間も考慮すれば、三遊間に打球を飛ばせば打者が生き残る確率が最も高い。

 打者走者の生き残りだけを考慮すれば右バッターなら引っ張り、左バッターなら流し打ちを指示するのがベターというわけだ。

 ただし引っ張りと流し打ちで極端に戦術コマンドの数値に差が出た場合はこの限りではない。その場合は数値が高い方を選ぶべき。

 

【センター返し】

 今作から初登場。センター方向を中心に狙う打撃を行う。

 ヒット性の打球が出にくいなど割と不評のコマンドだが、引っ張り・流し打ちなどと比べると体感的には空振り率が低く感じた

 固有コマンドの「〇〇の魔物」を使って相手のエラーを誘発したい場面で、かつバント系コマンドの数値が期待できない場合はセンター返しを選択することを考慮に入れるべき。

 

【転がせ】

 

 かつての地雷コマンドは、今作ではとんでもなく猛威を振るうコマンドへと化けた。

 グラウンダー性の打球を多く打つコマンドであり、ホームラン性の打球はあまり期待できない。

 その代わり、相手のエラーする確率が跳ね上がる。捕球エラーだけでなく送球エラーにすら関与するとかいうとんでもねえコマンド。プチ「〇〇の魔物」コマンドだと思っておけばいい。 

 

 栄冠ナインのヒットかエラーかの判定基準で最も重要なのは打球速度。

 相手選手が緩いゴロを後ろにそらした際、エラーとして判定される確率が高い。

 だが、球足の速い打球で相手の正面を突いて相手が後ろにそらすと、なぜかヒットとして判定される確率が高くなる

 エラーとして判定されると指示を出した選手が得られる経験点が少なくなるので、経験値稼ぎという観点からも転がせコマンドは優秀である

 

 欠点としては先にも挙げたがホームラン性の打球が出にくいことと、2ストライク時の空振り率が引っ張り・流し打ち・センター返しらと比べると高くなること

 

【犠牲フライ】

 

 今作の地雷枠。0アウトないし1アウトでランナーが三塁に居るときのみ指示可能。

 フライ性の打球が出やすくなるコマンド。かつてはホームランコマンドなどという呼び方をされたが、今作では見る影もない。ポップフライコマンドという認識で構わない

 

【ヒットエンドラン】

 

 今作の地雷コマンドである。数値が6以上を出そうが何しようが絶対に選ぶな。

 走者なし、ランナー三塁、ランナー二三塁以外で指示可能。一塁ランナーないし二塁ランナーを走らせながらヒッティングをするコマンドなのだが、とにかく使い勝手が悪すぎる

 まずフェアゾーンに打球が全然飛ばない。詰まらされたようなファールでストライクカウントを献上して、追い込まれたら三振ゲッツーのリスクを背負う必要が出てくる。

 当たり前だがヒットエンドランを指示した場合、ランナーは絶対にスタートを切るし、バッターも絶対にスイングをする。相手がボールゾーンへ失投をした時点でランナーが犬死にする。選ぶ価値はない。

 

送りバント

 

 バントプレイをして、ランナーを次の塁へ進めるコマンド。次に開設するセーフティバントと比べると打者生存率が低くなる。

 ただしバント〇、バント職人などの特殊能力を持っていると投手と三塁手と捕手の間に転がるような絶妙バントを見せるようになる。

 さらに送りバントを指示した場合、セーフティバントの時のような鬼チャージが比較的来づらいこともあって、数値と特殊能力次第では送りバントの方が有能なのでは?というケースもあるので一概に劣化コマンドというわけでもない。

 

スクイズ

 

 無死または一死でランナー三塁に居るときに指示可能。三塁ランナーをスタートさせて、打者はバントを試みる戦術。

 今作は、バッターが空振りした時点で三塁ランナーは絶対に死ぬ。パスボールは今作の栄冠ナインでは廃止されてる(疑惑がある)からである

 それでも確実に1点が欲しい場面や、バント〇を持つ下級生の信頼度上げには有効な戦術。「〇〇の魔物」と合わせて使うと、1点奪ってさらにもう1回遊べるドン状態になるかもね。

 

セーフティバント

 

 送りバントと違い、自らも生き残るようなバントをしようとする。

 一塁セーフの確率が送りバントと比べて高い。二死以外でランナー二塁の時にセーフティバントを試みると三塁手がチャージしてこないので一塁セーフの確率がとても高くなる。

 逆にランナーなしの状況だとお構いなしに三塁手がチャージをしかけてくる。バッターのパワーやミートが低いと猶更である。

 昔はどんなクソボールに対してもバントを試みるコマンドだったが、今作では明らかなクソボールのときはバントする素振りすら見せないので強い

 「〇〇の魔物」と組み合わせると大変なことになるので、良い子のみんなは最終手段として取っておこうね。

 

【盗塁】

 

 塁上ランナーを投球の間に次の塁へ進塁させようとするコマンド。

 走力の高さだけでなく、特殊能力「盗塁」の段階がどれかによって成功率に天と地ほどの差が出る。

 たとえ走力パラメータがAでも、盗塁のランクがE以下だったりすると二塁アウトの確率が跳ね上がる。

 戦術コマンドの数値だけでなくランナーの走力、盗塁のランク、相手投手のクイックのランク、相手捕手の肩守備送球のランク。色々と考慮する必要があるコマンド。

 序盤はとても頼りになるが、甲子園で勝ち進むと次第に使うのが難しくなる。盗塁ばかりに頼ったチーム育成は避けよう。

 

【1球待て】

 

 次に投げられるボールを見送らせる戦術。制球が定まっていない投手相手で3ボールになったときはこれをおもむろに指示すると、ボール球に手を出してアウトになるのを避けられたりしてちょっと嬉しい。

 

 

 最後に今作から登場した戦術コマンドレベル6の解放条件となる特殊能力を並べておくので参考にでもなればうれしい。

 

・おまかせ……なし。おまかせレベル5時に性格「クール」の選手の固有戦術「究極の思考」を使った時のみおまかせレベル6が出現。

 

・センター返し……アベレージヒッター

 

・流し打ち……流し打ち、広角打法、アウトコースヒッター

 

・引っ張り……プルヒッター、インコースヒッター

 

・転がせ……内野安打〇

 

・犠牲フライ……ハイボールヒッター、ローボールヒッター

 

・ヒットエンドラン……粘り打ち、悪球打ち

 

送りバントスクイズ……バント〇以上

 

セーフティバント……バント〇、内野安打〇

 

・盗塁……盗塁B以上

 

※レベル6を出すには対応する特殊能力を最低1個以上持っていればOK。書かれている特殊能力全てを持つ必要性はない。