内野前進シフト

一点もやれない守備体形

パワプロ2020 パワフェス 今さら触った感想殴り書き

【一通りの感想】

 

 パワプロ2016時代に初登場したこのモード。パワプロ2018時代のパワフェスの煩わしいポイントが解消され、パワフェスモード実装3回目にして一応の完成形に至った

 

 具体的には試合前のルール設定。前作までは先攻・後攻・DHの有無・相手チーム選手を引き抜くための必要条件が試合前ルーレットに委ねる必要があった。

 しかし今作は相手チームの選手を引き抜く条件は対戦相手を選ぶ前から確定している。勝てば無条件加入、3点差以上、2ホームラン以上のどれになるかはランダムとはいえ試合前の段階で確認できるか否かはデカい。

 具体的にはホームランを打つのが難しいメンバーしかそろっておらず、かつ加入条件に2ホームラン以上を選ばれた場合はスルーすることが出来る。ルーレットでクソ条件引いた時に備えてデータのバックアップをとらずに済む。デカいよ。

 

 残念だった点は、パワプロクンポケットシリーズからの参戦が今回も見送りになったことだろうか。

 音声データにはオクトパスやモグラーズ、ビクトリーフィンチーズなどのデータが収録されていた。これらはパワフェスで参戦予定があったから作られたのか、はたまたパワプロクンポケットシリーズのファンの溜飲を下げさせるためのものなのかは定かではないが。

 もし次回作にもパワフェスモードが続投されるのであれば、パワプロクンポケットシリーズのチーム参戦を強く望む。

 

 

【個人的に手ごわかったチーム】

 

・西強大学

 決勝戦で当たる可能性のあるチーム。パワプロ11で初登場し、幾多のトラウマを作り上げてきた泣く子も黙る最強チーム。

 固有選手は滝本(内野手)、清本(内野手)、堺(捕手)、久方(投手)、城山(投手)。

 個人的な意見ではあるが、ラスボスよりも強いチームだと思っている。

 

 具体的には、クリンナップの凶悪性能だ。

 3番ファーストのキャプテン滝本はチャンスBにパワーヒッター、アベレージヒッター、広角打法を備え持つパーフェクト打者。ふざけてんのか

 4番サード清本はチャンスA、パワーヒッター、広角打法、逆境〇を備え持つ現世に舞い降りた鬼。ふざけてんのか

 先発ピッチャー久方の能力がへぼいからってうっかりボコって点差広げようものなら思いっきり牙を剝かれる。上手いこと点差を広げ過ぎないように調整しないと大変なことになる(2敗)。

 

 できる対策はただ一つ。滝本か清本を初期メンバーに選んで決勝戦の対戦チームに選出されないようにすること。

 このゲームの仕様として、勝利した際に引き抜けるメンバーのうち一人でも自チームに加入していると対戦相手に絶対選出されない。これを利用する以外にない。

 滝本、清本を敬遠したところで西強大学のモブは能力が高いから普通に打たれる。そんなことでストレスハゲ上がるぐらいならそもそも対戦しなければオーケー。身も蓋もないがこれが現実。

 

 

・レッドエンジェルス

 決勝戦で当たる可能性のあるチーム。メジャーリーガーだが、大学生よりは弱い。

 固有選手は神童(投手)、マイルマン(投手)、バンガード(外野手)。

 

 バンガードの打撃性能自体は先の滝本清本に勝るとも劣らない凶悪性能。ただし他の固有選手二人がどちらも投手で打撃性能も大したことが無いのでそこまで手ごわくない。

 ただし、中継ぎでマイルマンが出てきたときにうっかり打ちあぐねると大変なことになったりする。威圧感でこちらのミートを小さくしつつ着弾点の小さいメテオマグナムで差し込みにくるのは慣れるまでは苦労する。

 比較的楽に倒す方法としては、DHなしルールを狙うこと。神童とマイルマンはどちらも打撃性能が乏しいので、打順が回ると比較的代打を送られやすくベンチに下がるのも割と早い。固有選手以外の投手は簡単に攻略できるので、オンラインストレージなどの手段を使ってDHなしが出るまで粘れ。

 投手育成時にレッドエンジェルスを倒すと、神童からムービングファストのコツLV5とツーシームLV5のコツが回収できるので、投手育成時の決勝戦はぜひともレッドエンジェルスを倒したい。

 

 

 

【さいごに】

 

 パワフェスモードは、次の対戦相手から誰を引き抜くか考慮しつつチームを作り上げ、最終的に自分だけのドリームチームを編成してラスボスを倒すパワプロ99で登場した冥球島の流れを踏襲し、かつ遊びやすくチューンアップされたモードである。

 栄冠ナインとは違う方向性で中毒性を出してくる厄介なモードなので、パワプロ2022が発売される際にもぜひ続投してほしい。次回こそパワプロクンポケットシリーズのチームも出してくれ。